★チワワは怒られると反省する子としない子がいる?★

性格にもよりますが、少しでも叱られると、長く気に病むタイプの子と、少々強く叱られても全く気にしない子がいます。
この違いは、いったいどのような心理状態から起きる状態なのでしょうか?
神経が図太いというのは、チワワにも当てはまることなのでしょうか?

 

■ 基本的に犬は反省しない!

これはかなりショッキングな事実なのですが、ワンちゃんという生き物はいつも前を見て生きているのです。
だからこそ、過去を振り返るようなことはしないという説があります。
つまり、飼い主さんに対して深く反省をすることは、ないということです。
それでも、チワワの中には、飼い主さんが激怒している「声」や「表情」を察知して、今何が起きているのかを、感じ取れる能力は存在するのです。

つまり、飼い主さんの様子をうかがう仕草を見せるチワワは、思慮深く、表情も不安げな様子になるので、飼い主さんの目には「反省をしている」という風に映るのです。
実際には「ごめんなさい」という気持ちよりも、「どうすればよいのかな」というお伺いを立てている心理状態であることは、飼い主さんのほうが知っておいてください。

 

■ 注意を受けた時に見せる態度

何か悪戯をした、拾い食いをした、という事が判明した場合、飼い主さんは血相を変えて、チワワに対して「ダメでしょ!」と注意を促します。
この時のチワワの態度に注目をしてください。
少しも反省している様子を見せないチワワもいるのです。

心の底から反省をする、ということよりも、今起きている事態に対してそれを、きちんとわかろうとしているかどうか?が飼い主さんに見せる態度の差に繋がるのです。
それでは、チワワが時折見せる、しょんぼりとした表情の奥にある気持ちはどのようなものなのでしょうか?

 

■ チワワの反省・その仕草とは?

実際に、犬は深く反省をする動物ではないことを最初に頭に置いておくと、その後の対応に迷いが生じません。
飼い主さんに叱られて、うなだれているような仕草を見せる場合、飼い主さんの様子をしきりに伺っているのです。
それと「これ以上叱らないで」とご機嫌伺いをしている場合も多いのです。
飼い主さんの目には、その仕草を見た瞬間に、反省をしてくれていると勘違いするところなのですが、これは残念ながら違っていることがほとんどです。
叱られた後、おなじことをすぐに繰り返す傾向があるのもその理由です。
そこに、二度と同じ悪戯をしないでおこう、という気づきは、ほとんどないのです。

 

■ 叱られていても目を反らすチワワ

本当に、何が原因で飼い主さんが怒っているのかが、わからないチワワもいます。
実際に、目を反らす仕草をする場合や、あくびをするチワワも居ます。
これは今、飼い主さんが怒っている時間が早く過ぎないかな、思っている態度なのです。
とても人間の仕草とは比べられないほどに、横柄な態度をとるのです。
ただ、これは飼い主さんを、逆なでしようと考えているわけでないのです。

チワワ自身が、叱られている瞬間に自分に「落ち着け」都言い聞かせいる場合にもよく、見られる仕草なのです。
このあたりの、心理をくみ取れる飼い主でありたいものです。

 

■ 身震いをするチワワ

強く叱責したときに、全身を震わせて涙を浮かべるチワワがいます。
これは、十分に今起きている状況の中で反応をしている仕草です。
心が許容範囲を超えて感情のコントロールもできない状態で身震いをしているのです。
この様子が続くと、嘔吐する場合もありますので、それ以上は叱責を続けないようにしてください。
今の状態から逃避しようとする仕草ではありません。

 

■ 犬の特性を理解したうえで考える

飼い主として、チワワに罪の意識を感じさせようとするのは誤っています。
それよりも先回りして、悪戯をしない対応や、未然に防げるような対応を心掛けることも必要なのです。
犬は心から反省を見せる生き物ではないことだけを、念頭に置いて考えていきましょう。

 

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