★チワワのアクシデント・脳震盪を起こした場合★

チワワが子犬時代に抱き上げようとして、誤って落下させてしまった経験がある人は多いようです。
飼い主さんは、頭の中が真っ白になってしまうのは無理のないことです。頭をぶつけたときの、対処法を冷静に考えてみました。
一刻を争う場合もあるので、チワワの命を最優先するために、飼い主としてできることをきちんと知識として持ち合わせることが大切です。

 

■ 誤って床に落下した場合

誰もが一度は経験があるものです。落下の程度にも個体差があるのですが、小型犬が落下して頭をぶつけるというのは、場合によっては致命的なことにも繋がるのです。
まずはそのような事故が起きないことを願うところですが、起きてしまった事故には、冷静に対処する他ないのです。
慌てて、落下したチワワを抱き起すことや揺らしてしまうことは厳禁です。

チワワの場合、キャンと大きな声で鳴いた後、すぐに起き上がれる場合には、まずは安心なのですが、一応落下した時間や高さをきちんと獣医さんに伝えて、頭や四肢に痛みはないかどうかを、チェックしてもらった方が安心です。

 

■ 脳震盪を起こした場合

チワワの中には頭蓋骨が形成していない状態で成長をする子がいます。
その場合、とにかく落下事故や頭をぶつけることを避けたいものです。
アクシデントで頭を強打した場合に起きる脳震盪についての知識を持っておくことも、とっさの判断が出来るようになるので、受診のタイミングを外さずに済みます。

脳震盪は、チワワにとっては重大な状況だと心得てください。
後遺症が残ることもある大変なことなのです。頭を強打したことで、脳が一時的に腫れてしまうのです。
それがきっかけで神経が圧迫されることで脳震盪の後遺症が出るのです。
一番注意が必要なのは、脳震盪を起こした後の状態です。ひとまず、すぐに動物病院に搬送することが急務です。

 

■ 脳震盪の後から起きてくる症状

一時はよくなって自宅で過ごせせるようになっても、突然歩行中に、ふらつくようになる場合や、視線が飼い主さんと合わないなど、急変することも十分にあるのです。
一度起きてしまった起きた脳震盪は絶対に楽観視しないでください。

脳震盪に対しての治療は、脳の腫れを引かすためにステロイドや抗生物質を点滴管理の上、投与することが一般的な治療になります。
幸いにも、脳に異常がないと診断されたあとも、当面は様子を見守ることが大切です。
万が一痙攣がでてしまったときには、脳震盪の最も恐ろしい症状だと認識してください。

 

■ 外傷性の脳のショック状態

命を取り留めたとしても、視力に障害が出てしまうこともあるのです。
その他歩行障害などにも、注意が必要です。
往診をしている獣医さんの場合には電話で相談をして指示を仰いでください。
無理に動かさないことが大事です。

脳震盪を起こしたときには、呼吸を確認することが必要です。
おして、普段は出ないよだれが大量に出るときや、嘔吐を繰り返すときには緊急性があるので、緊急で動物病院を受診してください。

 

■ 落下事故が起きても元気な場合

チワワが頭をぶつけることは、絶対に避けたい事故でもあります。
子犬が頭をぶつけたときには、すぐに状況を飼い主さんが把握して、例えその瞬間に何事もなくても、すぐに歩行を確認をしてください。
そして少しでもおかしいと思ったらすぐに動物病院を受診させてください。

ただ、チワワの子犬が頭をぶつけた場合には、何を置いても、動物病院で体のチェックを受けることが一番安心です。
骨折をすることも大変なことですが、脳震盪を起こし脳にダメージを受けてしまうと今後の成長に何らかの悪影響が起きてしまうことを覚悟するべきです。
それでも何事もないのは奇跡的なことだと心得てください。

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