★チワワの目の色・薄い子と濃い子の違い★

チワワは被毛の色にも微妙な違いがあるように、観察をしていると目の色にも濃い色、薄い色という違いがあるのをご存知でしょうか?
チワワの目の色素には色々な理由が込められているのです。
今回はチワワの目の色について考えてみましょう。自分の家のチワワの目の色はどんな様子でしょうか?
色素が薄いか濃いかはすぐに判断が付くでしょう。様々な知識を集めてみました。

 

■ 個体差のある目の色

我が家のチワワは全頭、ブラック&ホワイトというカラーです。
目の色は濃い黒色で統一されています。稀に同じブラック系の被毛のチワワでも目の色素が薄いことがあります。
この理由は何でしょうか?何が目の色を変えてしまうのでしょうか?

毛の色と目の色とはどのような関係性があるのか?と不思議に感じるところです。
ここには、メラニン色素が大いに関連しているようです。
そして、目の色が薄い場合には、残念ながら健康上に問題を抱えている場合があることも、よく言われていることなのです。

勿論、母犬や父犬の遺伝や血統によって、個性として目の色が薄い場合もあるのですが、チワワの目色はメラニン色素の量によって左右されるものなのです。
一度、自分の家のチワワの瞳の色を覗いてみてください。
なんの問題もなく、元気に過ごせている場合には、個性として受け止めてよいのです。

 

■ メラニン色素が薄いということ

獣医学的も、メラニン色素が少ないことは、神経細胞も少ないと考えられています。
将来的に、視力に問題が起きることも可能性があるとされています。
特に目の色素が弱いチワワは健診の折に、目の眼底検査も加えてもらう方が安心です。

 

■ 健康体のチワワの瞳

色素が濃いことは健康上にも不安が少ないと考えても良いのです。
基本的に、ブラック系のチワワの瞳は黒豆のように真っ黒です。
目の形は丸いので瞳の色も、わかりやすいのです。

もともと、目の中にある「虹彩」の部分に含まれている色素の量によって、黒色から緑色、水色系まで幅広い目の色が存在するのです。
虹彩の部分が十分に成長しているチワワは、黒目が大きいのが特徴です。
今後チワワの子犬とご縁があった場合には、目の色をよく観察することも、健康状態を知るという意味でも重要なことになるのです。
目の色素まで知識を持ち合わせるのは、とても難しいことですが、基本的に黒目勝ちな子を選ぶと、健康不安の心配も少ないと解釈しても良いのです。

 

■ 掛け合わせの問題も関係している

チワワの場合でも劣勢のカラーと色素の薄いカラーの掛け合わせをすることで目の色が茶色の子犬が産まれるのです。
ブリーディングの正解はブリーダーの采配によるものです。
だからこそ、素人には理解不可能で奥の深い問題なのです。
安易な掛け合わせをすることで、目のメラニン色素が薄い子犬が産まれその後、健康上の問題を発症することも多いわけです。

一見、瞳の色が茶色なグリーンのチワワは特別な感じがして美しい瞳が特徴的にも感じられるのですが、色々な情報をまとめてみると、色素の問題にたどり着いてしまうので、問題も大きいわけです。

■ 成犬になってから色素が薄くなったチワワ

目の病気や内臓疾患は、健康診断や定期的なチェックで予防ができます。
知識として、目の色には、様々な情報が秘められていることを、知っておいてください。
単に目が薄いだけで、後に健康で過ごせるチワワが圧倒的に多いのも事実です。
備えあれば憂いなしというレベルで、飼い主さんが気にかけていれば良いのです。

黒い目も、茶色い目もすべては今を生きているチワワの個性です。
今の健康状態を把握したうえで、おおらかにチワワの成長や日々の生活を見守るスタンスが重要です。

 

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