★チワワの散歩マナー・他の犬に吠える場合の対処法★

 

チワワが、人間社会の中で暮らすためには最低限のマナーを守らなければいけません。
今回は、散歩中のマナーについて考えてみました。
すれ違う人や、地域のわんちゃんに対して大きな声で吠えて困る!という飼い主さんは案外と多いようです。
こんな時の対処法や飼い主さんの意識の持ち方はどうすればよいのでしょうか?

 

■ チワワは吠えやすい犬種?

チワワの子犬のお迎え後、ワクチン接種が終わると、いよいよお散歩デビューです。
社会化の時期でもあるチワワは、お散歩中に困った吠え癖が身についてしまう場合があります。
つまり無駄吠えが始まってしまうのは、たいていの場合、家族以外の人との接触や他のわんちゃんへの脅威から来るものなのです。

逆に言えば、チワワはとても警戒心の強い犬種です。吠えることで自分の気持ちを相手に伝えようとしているという説もあるほどです。特に、散歩中に吠えてしまうときには、飼い主さんが、チワワよりもリーダーシップを取ることが大切になるのです。
散歩中でも飼い主さんと一緒なら平気!という気持ちで、目に映る景色を楽しめるようなチワワに育ててあげたいものです。

 

■ 飼い主さんが途中で諦めないこと

散歩に出かけるたびに、生後半年程度のチワワでも他人に吠えて困るというのは、多くの飼い主さんが抱える悩みなのです。
飼い主さんとしては、世間体も気になるところで、すぐに止めさせたいと思い、焦ってチワワに注意を促してしまうのです。
勿論、吠え続けるチワワを制止する、威厳は必要です。
ただ、やみくもに注意をしても、チワワの恐怖心を拭い去ることはできないものなのです。

 

■ 服従訓練をご存知でしょうか?

まず、飼い主さんとチワワの信頼関係を、この機会に見直すチャンスだと知ってください。
散歩以前の問題で、チワワが安心しきって吠えなくても大丈夫という心境になれるように服従訓練を頑張ってみるのです。

服従訓練は、リーダーウォークのことを指します。まずは、基本的にチワワが吠え始めたら、落ち着いて背中を撫でて「吠えなくても大丈夫」と静かに伝えてあげましょう。
これを何回も繰り返しているうちに、飼い主さんが傍にいてくれるから吠えなくても大丈夫!という状況を学習してくれるのです。
時間はかかりますが、この次に必要なのは、リードウォークです。

 

■ リーダーウォークとは?

子犬時代から、飼い主のそばを付かず離れずの距離を保ちつつ歩くことを訓練しておくと無駄吠えが始まったときにも対処しやすいものです。
具体的に言えば、リードが、少し緩んだ状態で散歩が出来ることです。
自由気ままに自分の生きたい方向を歩くような散歩が身についてしまうと、飼い主の制止を無視して無駄吠えも治まりません。

リーダーウォークがきちんとできたチワワには、お散歩中でもご褒美をあげてください。
それを繰り返しているうちに、飼い主さんの横をきちんと歩くことは「良いこと」だと認識できるようになるのです。

 

■ 対向反射を覚えさせないために

対向反射とは、わんちゃんの習性で、リードを強く引っ張られたときに起こす行動です。
首元や胸元に圧を感じると、反射的に、力加減なしに飼い主の意図しない方向に向かう場合があります。
飼い主さんとは綱引きのような状態になるので、チワワはこれを「遊び」と勘違いするのです。

一度でも、リードを自分の意志で引っ張ろうとしたら散歩を中断して「ダメ」と注意をしましょう。
これも根気よく繰り返すことが大事です。
逆に、リードを引っ張ることを止めて、飼い主のそばに寄り添ったときには、大げさ褒めてご褒美をあげましょう。

 

■ 長時間の訓練は逆効果?

散歩中に吠えるチワワを長い時間、リーダーウォークで訓練をして慣らそうという飼い主の気持ちは、伝わらないものです。
わんちゃんにとって集中が出来る時間は多くて15分程度だと知ってください。

その日がうまくいかない場合、一旦、お散歩を切り上げて次の機会に、という心の余裕が必要です。
散歩中に吠える=面倒と飼い主が決めつけてしまうと、すべてがうまくいかなくなります。

 

コメントを残す