季節の変わり目にかかりやすい病気について

チワワは気温の変化に弱いことを知っておきましょう。特に春先の寒暖差に体調を崩してしまう子が多いことは動物病院の待合室で感じることです。寒波が訪れると普段の気温から急激に下がり始め、また温かい日が戻るとその温度差は5度~7度になってしまうのです。このような急激な温度変化はチワワの体に重い負荷をかけるのです。これまで全く想定していなかった疾病にかかる場合があるのです。

 

■ 朝なかなか起きてこないとき

毛布を敷いているベッドに丸まって、なかなか起こしても起きてこないときには何らかの体調不良を起こしていると考えられるのです。そして食欲不振に下痢を起こすことは、ありがちなことです。特に季節の変わり目にチワワに起きやすい現象でもあります。たいていの場合、毎年同じ時期になると体調が今一つ良くない場合が多いようです。

季節の変わり目の食欲不振については、数日様子をみてから病院に行こうと思う飼い主さんが多いようですが体調がどんどん悪くなっていくような様子を見せる場合には、時間を置かず、早急に動物病院を受診することをおすすめします。飼い主さんが「いつもとは違う」と直感する場合には、それが受診のタイミングです。見逃さないようにしてください。

■ その日一日食欲がない場合

どうやら一時的な食欲不振ではないことは一日の終わりになると如実に感じられるようになります。急性の胃腸炎を起こしている可能性も高いのです。早めに消化剤を処方してもらって、普段通りに生活ができるように治療してあげましょう。

食欲不振に加えて嘔吐をしているような場合には、胃や腸に異常が起きている証拠です。食べたものが消化されずに吐き戻されているのです。何度も吐いているようなときには、緊急の受診が必要です。嘔吐と下痢を伴っている場合には感染症にかかっている可能性もありますので、要注意であることを飼い主は自覚しておきましょう。そして迷ったときには動物病院に連絡をして、指示を仰いでください。

■ 元気がない?震えている?

チワワは痛みや恐怖、体調不良で震えが出ます。元気がない状態で震えているときには、発熱なども考えられます。チワワは発熱をすると、かなりの確率で震えます。そしてその場から動かなくなりますので特徴的です。できれば気軽に検温ができるようにしておきましょう。直腸温は難しい場合でも、感度の良い体温計を使って関節の間で検温しておく習慣は大切です。

熱が出やすいタイプのチワワもいます。発熱の場合には動きが鈍くなりおやつを食べないなど、飼い主にはわかりやすい症状がでてきます。すぐに点滴が必要な場合がありますので、動きが悪いときには、発熱が原因であることを感じておきましょう。そして刻々と様子が変わる前に早めの受診をおすすめします。

 

■ チワワも風邪をひく?

風邪ひきの症状としてはまず、嘔吐が増えてきます。そのときに鼻の状態をチェックしてみださい。かなり乾いてしまっている場合には、体調不良という判断がつきます。くしゃみが出ている場合も含め、発熱、嘔吐、下痢などの症状が出ると、チワワもとても辛くなってきますので、夜間の救急病院の時間帯でも受診を急いでください。用心に越したことはありません。

低体重のチワワの場合には風邪ひきがきっかけになって、低血糖に陥る場合もあるのです。食欲がなくなっている場合には、せめて糖分補給だけでも十分におこなっておきましょう。そして、症状が軽いと思われる場合でも、いつも通っている動物病院の診察時間内に、受診をおすすめします。夜間に急激に症状が酷くなるようなことを避ける意味でも、早め早めの措置が功を奏します。

 

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