★子犬のチワワの興奮を抑えるテクニック★

チワワの子犬は、500グラム前後の大きさで、自由に部屋の中を往来させてしまうと、様々な危険が伴います。
特に、興奮しやすい子犬時代には、怪我にも注意したいものです。
今回は、子犬が過度に興奮した時の対処法をお伝えします。

 

■ 子犬はすぐに興奮する

チワワの子犬をお迎え後、すぐに感じるのは、興奮したときに収まりがつかなくなって暴れまわる習性があることです。
これは子犬特有の動きで、飼い主さんの心得次第で、きちんとしつけられるものなのです。

まだまだ脳の発達も成長過程の中にあるチワワに何を言ってもわかりません。
やんちゃな動きは健康な証拠ですので、目を細めて眺めているだけでも幸せな気持ちになるものです。
ここで大切なのは、上手に相手をしてあげることなのです。
そのまま自由に興奮状態で放置するのは、危険です。

 

■ 興奮のあまり走り回り噛みついてしまう子犬

チワワの子犬にも備わった本能があります。
それは噛む・吠えることです。人間と一緒に暮らしていくうえで、その本能はむき出しにしてはいけないのです。
ここをどのように教えていくのかが、飼い主さんの腕試しなのです。

比較的興奮しやすい子犬がいます。
これは気性の問題で、根本的に改善することは難しいのですが、しつけ次第で変わるものです。
必ず興奮するときには「スイッチ」があるのです。
その子犬にとって、興奮するポイントが決まっているはずです。
急に、スイッチが入った子犬を、追い掛け回すのは絶対にNGです。
子犬は一緒に遊んでくれていると勘違いして、さらにエキサイトするからです。

誤って噛みつこうとしているときにも同じです。
慌てて大声で叱ることで、子犬は余計に噛みつこうとするものです。
ひたすら、低い声で「マテ」「スワレ」を繰り返すほかありません。
そして、ゲージやクレートに入る訓練も同時に行うことが理想的なのです。

 

■ じゃれあうことは必要・クールダウンも必要

子犬側から遊ぼうよ!と誘ってくれることは嬉しいことで
それは子犬からの意思表示の一つです。自我は芽生えてくるからこそ、嬉しいという気持ちが表面に出るのです。
これは当たり前のことですが、ここをコントロールできることが必要なのです。
ここで飼い主さんが身に着けることが、興奮した子犬をクールダウンさせるテクニックです。

 

■ しつけこそがクールダウンの方法

子犬を制御することも、とても大切なことです。
やがて成犬になってからも、飼い主さんが、コントロールできないような、チワワのままでは生活をしていくうえで、様々な障害に見舞われてしまいます。
「スワレ」「マテ」を根気よく、徹底的に教え込むことは飼い主さんの役割なのです。
毎日一緒に暮らす飼い主さんの声のトーンや表情は必ず子犬にも伝わるのです。

興奮してしまうツボが必ずあります。
例えばトイレシーツを破ろうとする前に、「マテ」「スワレ」とコマンドを入れて、そこで制御できれば大げさに褒めて、おやつを与えるなど、先回りのしつけが功を奏します。
飼い主さんからのコマンド=制御を早く覚えることで、興奮して手が付けられないチワワにはならずに済みます。
自由に遊ばせることと、制御不可能なこととは別物です。自由に遊んでも飼い主さんの指示が聞けることが何よりも大切なのです。

 

■ 理想的には興奮状態のオンオフができる飼い主

チワワが暴れたときに、体をホールド(抱え込む)して、優しくおでこ部分を撫でてみてください。
最初は体を突っ張るはずですが、やがて力が抜けて飼い主さんに体を預けるようになります。
チワワは、これによって飼い主さんとの力関係を学びます。やがて安心できることも会得していくわけです。

子犬時代から興奮したときにも、飼い主さんが抑えられるような威厳を持つことが絶対に大事なのです。
初めてのチワワ生活の場合にはハードルが高いので、しつけ教室などで、十分に相談をして実践してみてください。
必ず気持ちは伝わるものです。

 

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