チワワが「怒る」ときはどんなシュチュエーション?

飼い主さんが何をしても怒らないチワワは相当、従順なチワワです。
性格的なこともありますが、特に怒りっぽいチワワには、飼い主さんは普段から、毅然とした態度で接していく必要があります。
何もかも、笑って許していても、しつけにはならないからです。まずはチェックをしてみてください。

 

■ 性格は穏やかなのに何か一つのことにこだわりの強さを持つタイプ

チワワにとって、毎日お手入れはとても大事なことです。
体を触っただけでも怒って牙を剥くようなチワワは、かなりの訓練が必要になります。
結果的に、爪切りや歯磨きも困難になるからです。
そうならないように、基本的には子犬時代から、飼い主さんが行うことにはすべて、従順であるように、しつけを入れることが理想です。

もはや、手を近づけるだけで唸るようなことでは、穏やかなタイプとは言い難いのです。
よく考えてみてください。チワワにも小さな社会が成立しているのです。
今後、病気をしたときには動物病院にお世話になる場合もあります。
看護師さんにお世話を受ける場面もあるのです。
そこで、その都度、牙を剥いているようでは、十分なケアが受けられなくなるのです。
そうならないためにも、飼い主さんは解決策を考えるべきなのです。

 

■ シャイで内気?

唸るという行為には自分の恐怖感を紛らわせるための意味があるのですが、1日のほとんどを怒って暮らしているようなチワワは心身共に実は警戒心モードでへとへとになっている可能性も高いのです。
これでは可哀想ですよね。

もしも、恐怖芯だけで怒っているようなチワワの場合には、ものを取りあげられても場所を移動させられても、それに対して反抗的な態度は取らないのです。
逆に、気質的に激しいものを抱えているチワワの方が、厄介な怒り癖を持っているものです。

 

■ 怒りっぽいのは反抗期と捉える

飼い主さんは、機嫌を取ろうとしてしまうのですが、自分の思い通りにならないと唸るような態度を取るチワワは、断固として飼い主さんが毅然と接するべきなのです。
「いけない!」と低い声で一喝した後は、クレートやゲージに入れて反省させることが重要です。
チワワは賢い犬種ですので、同じ条件で叱られた後、ゲージに入れられるということが延々と繰り返されると、どこかで観念するものです。
どうしても飼い主さんや家族の手では収まらないときには、通える範囲のしつけ教室やドッグトレーナーにお願いをしてみるのも一つの手段です。

 

■ 乗り越えないといけないことも多い

例えば取られるだけで、怒るおもちゃなどは、何とか折り合いが付くものですが、爪切りや着替え、ブラッシングや肛門絞りなどは、チワワの衛生面、健康面で必要なことです。
大切なケアの度に飼い主さんがヘトヘトになっているようでは継続が難しくなります。

所有欲の強さはお友達関係で問題になりますが、家の中で過ごす分には何とかやり過ごせることです。
おやつを上手に使って「おもちゃ頂戴」などと声をかけて引きかえにおやつを与えるなど、ゲーム感覚で交換条件を提示するのも、一案です。
かなりの意地っ張りチワワの場合には、頑固さも手伝って、一度咥えたものは決して離さないという習性もあります。ここは飼い主さんとの持久戦が予想されますが気長に接してあげてください。

 

■ 出来るだけ穏やかな心を持ってもらいたい

同居犬がいる場合、あまりに所有欲や怒りっぽい性格のまま過ごしていると、折り合いが悪くなることもあります。同居犬の名前を呼ぶだけで、嫉妬から怒り出すチワワもいます。これは飼い主さんに対して、自分の所有欲を剥き出しにしている証拠です。諦めずに、注意を促して、怒っていても何も良いことは起きないことを、身をもって知らせることが
家の中で出来る最低限のしつけです。

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